画廊シールが残った絵画は買取査定に有利?来歴資料として見られる情報
投稿日:

実家の整理で出てきた額装の絵を裏返してみると、画廊の名前が入った小さなシールや、百貨店の美術部のラベルが貼られていた。「これは価値の証明になるのか」「剥がしてしまってよいのか」「これがあれば高く売れるのか」と迷う方は少なくありません。
先に結論をお伝えすると、画廊シールが残っている絵画は、残っていない絵画より査定で有利に働きやすいです。
ただし、それは「本物の証明書」としてではなく、作品がどこを経由して手元に来たかを示す来歴資料としての働きです。シールだけで真作が確定することはなく、作品本体や他の情報と照らし合わせて初めて意味を持ちます。
この記事では、画廊シールが査定でどう扱われるのか、どんな情報が読み取られるのか、シールがあっても評価が伸びにくいケース、売却前に避けるべき行動、写真で相談するときの準備までを順に整理します。
この記事を読んでわかること
- 画廊シールが査定で有利になる理由と、有利にならない場合の境界線
- 額裏に貼られたシール・ラベルの種類と、それぞれから読み取れる情報
- 査定担当者が画廊シールを「来歴資料」としてどう照合しているか
- 共シール・鑑定書との違いと、組み合わせたときの意味
- 画廊シール以外に来歴資料として評価される情報のチェックリスト
- シールを剥がす・額を替えるなど、価値を失いやすい行動
- 写真相談から買取までの進め方
【結論】画廊シールが残った絵画は査定で有利になりやすい|ただし「証明」ではなく「手がかり」
最初に、この記事のテーマである「画廊シールは査定に有利なのか」への答えを整理します。
- 画廊シールは、作品がどの画廊を経由して流通したかを示す来歴資料として評価されます
- 来歴が一部でも分かる作品は、素性がまったく分からない作品より真贋の確認を進めやすく、結果として査定額が伸びやすくなります
- ただし、画廊シールは鑑定書や共シールの代わりにはなりません。単独で真作を確定する資料ではなく、他の要素と組み合わせて判断されます
画廊シールが評価される理由は「来歴の空白を埋める」から
絵画の査定では、作家名、技法、制作年代、サイズ、保存状態、額装、真贋、来歴といった複数の項目を組み合わせて金額が決まります。このうち、作品そのものを見ても分からないのが来歴です。
来歴とは、作品が作家の手を離れてから現在までに、誰の手を経てきたかの記録を指します。欧米ではプロヴナンスと呼ばれ、作品の信頼性を支える要素として重視されています。
画廊シールは、この記録の一部分を物理的に示すものです。「○○画廊が取り扱った作品である」という事実が分かれば、その画廊の取扱作家や営業時期と照らし合わせることで、作品の素性を一段階絞り込めます。
トレジャーマーケットの絵画買取ページでも、裏面に残る展覧会の出品番号や画廊のシールは真贋判定や価値評価の手がかりになると案内されており、裏面の情報を含めて総合的に査定する方針が示されています。
画廊シールだけで真作が確定するわけではない
一方で、画廊シールには構造的な限界があります。シールは紙と糊でできた物理的なラベルであるため、別の作品から剥がして貼り替えることが可能です。
また、画廊が取り扱った作品のすべてが真作とは限らず、画廊自身が贋作をつかまされていた例は国内外で知られています。
そのため査定の現場では、画廊シールを「この作品は本物です」という証明としては扱いません。「この画廊を経由した可能性が高い作品」という前提を置いたうえで、作品本体の署名や画風、絵具の状態、他の資料との整合性を確認していきます。
シールがあること自体よりも、シールの内容と作品が矛盾なくつながっているかが見られています。
有利に働きやすい作品と、あまり変わらない作品
| 比較軸 | 画廊シールが効きやすい | 影響が小さい |
|---|---|---|
| 技法 | 油彩・日本画などの一点物 | エディション番号と直筆サインがある版画 |
| 作家 | 市場で高値がつき、贋作も流通する作家 | 贋作がほぼ出回らない作家、存命の若手作家 |
| 他の資料 | 共シール・鑑定書がなく、シールが主な手がかり | 鑑定書や共シールがすでにそろっている |
| 価格帯 | 数十万円以上が見込まれる作品 | 数万円前後の作品(状態や人気の影響が大きい) |
まとめると、真贋の確認が重い作品ほど、画廊シールの価値が相対的に高まります。
版画や手に取りやすい価格帯の作品では、シールの有無より保存状態や作家の人気のほうが金額を左右しやすい点は知っておいてよいでしょう。
画廊シールとは?額裏に貼られるラベルの種類と読み取れる情報

ひとくちに「画廊シール」と呼ばれていますが、額裏に貼られているラベルにはいくつかの種類があり、それぞれ意味が異なります。査定で来歴資料として扱われるのは、主に次のようなものです。
画廊・ギャラリーの取扱シール
最も一般的なのが、作品を販売した画廊やギャラリーが貼るシールです。画廊名、所在地、電話番号のほか、作家名、作品名、サイズ(号数)、管理番号が印字または手書きで記されていることが多く、画廊によっては専用のラベルを使っています。
ここから読み取れるのは、「どの画廊が、いつ頃、どの作家の作品として扱ったか」という情報です。
老舗の画廊であれば取扱作家がある程度決まっているため、作家名との整合性を確認する材料になります。住所の表記(旧住所や市外局番の桁数など)から、シールが貼られた時期の見当がつくこともあります。
百貨店美術部の販売ラベル
百貨店の美術画廊で購入した作品には、百貨店名と美術部の名称が入ったラベルが貼られていることがあります。作家名・作品名・技法のほか、催事名(「○○展」など)が記載されている場合もあります。
百貨店の美術部は、取り扱いの際に作家本人や所定の画商を通すのが一般的です。そのため、百貨店美術部のラベルは正規の流通経路を経た作品である可能性を示す資料として見られます。
展覧会の出品票・貸出ラベル
公募展や美術館の企画展に出品された作品には、出品票や貸出時のラベルが残っていることがあります。展覧会名、出品番号、出品者名、会期などが記されており、作品がその展覧会に実際に出品されたことを示します。
展覧会の出品歴は、図録や記録と照合できるため、来歴資料のなかでも裏付けを取りやすい情報です。図録に掲載されていれば、作品の真正性と評価の両方にプラスに働きます。
額装店のシール・管理番号(区別が必要)
額縁の製造元や額装店のシールも貼られていることがありますが、これは「額」の情報であって、「作品」の来歴を直接示すものではありません。ただし、額装店の所在地や額の様式から、作品が額装された地域や時期を推測する補助情報にはなります。
査定の際は、どのシールが作品に関するもので、どれが額に関するものかを見分けたうえで扱われます。自己判断で「これは額のシールだから不要」と剥がす必要はありません。
共シール・鑑定書との違い
| 資料 | 誰が付けるか | 示す内容 | 査定での位置づけ |
|---|---|---|---|
| 画廊シール | 画廊・百貨店など流通業者 | 取扱経路(来歴) | 来歴を裏付ける補助資料 |
| 共シール | 作家本人 | 作家が自作と認めた記録 | 真贋判断の有力な手がかり(主に日本画) |
| 鑑定書 | 所定鑑定人・鑑定機関 | 第三者による真作の認定 | 真贋の証明として最も重い |
画廊シールは「誰が扱ったか」、共シールは「誰が描いたと本人が示したか」、鑑定書は「第三者が本物と認めたか」を表します。
役割が異なるため、代替関係ではなく補い合う関係です。画廊シールと共シールの両方が残っていれば、作品の来歴と作家の関与の両面から確認できるため、査定の精度は上がります。
査定では画廊シールをどう見ている?来歴資料として照合される5つのポイント

画廊シールが「あるかないか」だけで金額が決まるわけではありません。査定担当者はシールの内容を、作品や他の情報と突き合わせていきます。確認される観点は主に次の5つです。
①作品本体の署名・落款・画風との整合性
シールに記された作家名と、画面の署名や落款が一致しているかを確認します。日本画であれば号(画号)の書き方や印の形、洋画であればサインの綴りや書き癖が、その作家の既知の作例と合っているかが見られます。
シールに書かれた作品名と画題が合っているかも、同じ観点で確認されます。
②画廊の取扱作家・営業時期との一致
その画廊が実際にその作家を扱っていたか、シールに記された住所や電話番号の表記が画廊の営業時期と合うかを確認します。
画廊の取扱作家は画集や図録、過去の展覧会案内から確認できることが多く、作家と画廊の組み合わせに違和感がないかが判断材料になります。
③シールの紙質・経年と作品の年代のつじつま
シールの紙の黄ばみ、糊の劣化、印字の方式(活版、オフセット、感熱紙など)は、貼られた時期を推測する手がかりです。
「作品は戦前の様式なのにシールだけが明らかに新しい」「額は新しいのにシールだけが古い」といった食い違いがある場合は、後から貼り替えられた可能性も含めて慎重に確認されます。
④購入経緯の説明との整合性
持ち主から聞く「父が○○年頃に△△で買った」といった説明と、シールの内容が合っているかも確認されます。
書類が残っていなくても、口頭の情報とシールが噛み合えば、来歴の信頼性は高まります。逆に、説明とシールが明らかに矛盾する場合は、その理由を含めて確認が必要になります。
⑤他の付属資料との組み合わせ
共シール、領収書、納品書、図録、鑑定書などが残っていれば、画廊シールとあわせて一つの来歴として組み立てられます。
資料が多いほど矛盾を検証しやすく、矛盾がなければ評価の根拠が強くなります。画廊シール単独より、複数の資料が同じ事実を指している状態が最も評価されやすい形です。
作品ごとにどの項目が重く見られるかは、絵画の査定で見られる評価ポイントを参考に、自分の作品と照らし合わせてみると分かりやすいと思います。
画廊シールがあっても評価が伸びにくいケース
画廊シールは心強い資料ですが、次のような場合は期待したほど評価に反映されないことがあります。あらかじめ知っておくと、査定結果を落ち着いて受け止められます。
複製画・工芸版画に貼られたシール
画廊や百貨店は、原画だけでなく、複製画や工芸版画(原画を写真製版などで再現した版画)も販売しています。
これらにも販売時のシールが貼られますが、作品自体が複製である以上、原画としての評価にはなりません。シールの有無より、「原画か複製か」の判断が先に立ちます。
額装された複製画は肉筆画と見分けにくいこともあるため、自己判断せず、シールも含めてそのまま相談するのが確実です。
シールだけが差し替えられている可能性
前述のとおり、画廊シールは物理的に移し替えが可能です。有名作家のシールが無名作品に貼られているケースや、本物の作品から剥がしたシールを別の作品に貼ったケースは実際に存在します。
こうした場合、シールと作品本体の整合性が取れないため、シールの存在がプラスには働きません。
画廊がすでに閉業している・名前が読めない場合
シールに記された画廊が閉業していて取扱記録を確認できない、文字がかすれて画廊名が読めないといった場合、来歴の裏付けとしては弱くなります。
ただし、無意味になるわけではありません。画廊の所在地や当時の電話番号の表記から営業時期を推定したり、同じ画廊のシールが貼られた他の作品の記録と比較したりすることで、ある程度の判断材料にはなります。読めないシールも剥がさず、そのまま見せることが大切です。
作家の市場需要そのものが小さい場合
来歴がはっきりしていても、作家の作品が市場でほとんど取引されていなければ、金額は大きくなりません。
画廊シールは「この作品が何であるか」を確かめる材料であって、「作品の需要」を生み出すものではないためです。その場合でも、装飾品・インテリアとしての需要から値段がつくことはあります。
画廊シール以外に「来歴資料」として見られる情報【チェックリスト】

画廊シールが残っていない場合でも、来歴につながる情報は複数あります。査定前に次の項目を確認しておくと、相談がスムーズに進みます。
額裏・キャンバス裏・木枠に残る情報
- 共シール:作家本人が作品名・署名・落款を記したラベル(主に日本画の額装作品)
- キャンバスの裏や木枠に書かれた題名・制作年・サイン
- 展覧会の出品番号、貸出時のラベル
- 鉛筆書きのメモ(「○○展出品」「○○先生」など)
- 前の所有者の蔵印や所蔵印
手元に残っている書類
- 購入時の領収書、納品書、請求書
- 画廊や百貨店からの案内状、個展のDM、作家の略歴カード
- 展覧会の図録や、作品が掲載された画集
- 保証書、作品証明書、鑑定書
- 修復を依頼した際の記録
書類がなくても「いつ・どこで・誰が」の情報は価値がある
書類が何も残っていなくても、「20年ほど前に父が地元の画廊で購入したと聞いている」といった程度の情報で構いません。
まったく素性が分からない作品と、購入経路がおおよそ分かる作品とでは、確認の進めやすさが変わります。家族の記憶は整理を進めるうちに薄れていくため、分かる範囲で書き留めておくことをおすすめします。
トレジャーマーケットでも、購入時の資料があれば査定の参考にする方針が示されており、来歴を示す情報は書類の形式を問わず判断材料として扱われます。
額裏のシールと手元の情報を一度そろえてから、画廊シールが残った絵画の査定について相談すると、話が早く進みます。
裏面のシールと購入経緯まで整理できたら、あとは実際にどう評価されるかを確かめる段階です。大きな額を運ぶのが難しい、まだ売るかどうか決めていない、という段階でも問題ありません。
段ボールに詰めて送るだけの宅配買取なら、対面せずに査定まで進められ、金額を聞いてから判断できます。費用はかからず、LINEやメールで写真を送るところから始められます。
段ボールに詰めて送るだけ!
全国どこからでも高価買取します
家にある箱に詰めて、着払いで送るだけ。箱の数も大きさも制限なし。

- 全部ゼロ円リスクなしで試せる
- 届いたら詰めてあとは待つだけ
- 誰にも知られず最短即日入金
まずはお気軽にご相談ください
売却前にやってはいけないこと|画廊シールの価値を自分で失わないために

画廊シールは、持ち主の行動ひとつで簡単に失われてしまいます。査定前に特に避けたい行動を整理します。
シールを剥がす・貼り直す
「古くて汚いから」「額をきれいにしたいから」とシールを剥がすと、来歴の情報がその場で失われます。
剥がしたシールを別途保管しても、どの額に貼られていたかの証明ができなくなるため、貼られたままの状態がもっとも価値があります。剥がれかけていても、自分で貼り直さず、そのままにしてください。
額縁を交換する・額から作品を外す
額縁を新しくする際に、古い額ごとシールを処分してしまうケースは珍しくありません。額装替えを行う場合は、裏板に貼られたシール類を保存することを前提に、額装店や専門家に相談してください。
また、査定前に「額は要らないから」と作品だけを取り出すと、額裏の情報が失われるだけでなく、作品を傷めるおそれもあります。額装されたままのほうが評価される作品もあるため、外すかどうかは相談後で問題ありません。
テープで補修する・汚れを拭く
破れかけたシールをセロハンテープで留めたり、黄ばみを落とそうと拭いたりすると、紙が変色したり文字が消えたりします。
市販の粘着テープは経年で接着剤が染み出し、取り返しがつきません。査定担当者は経年劣化を自然なものとして理解しているため、きれいにする必要はありません。
シールの内容を書き足す・上からなぞる
かすれて読みにくい文字を上からなぞったり、分かっている情報を書き足したりすると、オリジナルの状態が失われ、後から加筆されたものとして扱われます。読めない部分は読めないままで構いません。
画廊シールが残った絵画の査定を依頼する手順
来店や出張をいきなり申し込む必要はありません。写真での事前相談から始めると、扱える作品かどうか、どの買取方法が適しているかを先に確認できます。
ステップ1:写真を4点そろえて送る

- 作品の全体(正面から、額ごと)
- 署名・落款の部分(ピントを変えて2〜3枚)
- 額の裏面全体
- 画廊シールや書き込みの拡大(文字が読める距離で)
裏面の写真があるかどうかで、返答できる内容が大きく変わります。トレジャーマーケットの査定スタッフも、この4点をメールまたはLINEで送ることで、その時点で伝えられる範囲が広がると案内しています。
あわせて縦横の実寸、点数、購入経緯の分かる範囲を添えると、確認が早く進みます。
ステップ2:買取方法を選ぶ
| 方法 | 向いているケース |
|---|---|
| 宅配買取 | 点数が少ない、額が小さめ、遠方に住んでいる |
| 出張買取 | 大きな額装作品、点数が多い、掛軸がまとまってある |
| 店頭買取 | 近隣に住んでいる、その場で結果を知りたい |
宅配買取の場合は、額のガラス面とシールのある裏面の両方を保護し、シールが梱包材でこすれないように注意して梱包してください。
ステップ3:査定結果の根拠を聞く
「画廊シールはどう評価されたか」「シールがなかった場合と比べてどう変わるか」を聞いてみると、その店が来歴資料をどう扱っているかが分かります。
根拠の説明が返ってくるかどうかは、店を見極める材料になります。納得できなければ断れるか、その際に費用がかかるかは申込前に確認しておくと安心です。
トレジャーマーケットの絵画査定
トレジャーマーケットでは、油彩、水彩、日本画、版画、リトグラフ、シルクスクリーン、掛軸などを取り扱い、作家名、技法、制作年代、サイズ、保存状態、額装、真贋、来歴を確認したうえで金額を提示しています。
画廊、美術館、オークションハウスなどとのネットワークを活かし、作品ごとに適した販売先を想定して評価する方針です。鑑定書がない作品、作者が分からない作品も査定の対象です。
- 宅配買取:全国対応。段ボールに詰めて送るだけで進みます
- 出張買取:広島全域に対応。8:00〜21:00、年中無休
- 店頭買取:広島市中区大手町の店舗で受付
- 電話:082-942-0389(24時間365日受付)
- メール・LINE査定:写真を送るだけで事前相談ができます
絵画買取ページには、日本画や油彩画の買取事例(那波多目功一 日本画40号 168,600円、森田茂 油彩10号 43,100円など)も掲載されています。
取扱作品の範囲や査定の考え方は、トレジャーマーケットの絵画買取について詳しく見るから確認できます。
まとめ|画廊シールは「剥がさず・そのまま・他の資料と一緒に」
- 画廊シールは来歴資料として査定に有利に働きやすいが、真作を単独で証明するものではない
- 画廊シール、百貨店美術部のラベル、展覧会出品票は作品の流通経路を示し、額装店のシールは額の情報として区別される
- 査定では、シールの内容と作品本体・画廊の取扱歴・経年・購入経緯・他の資料との整合性が確認される
- 複製画、シールの差し替え、画廊の閉業、作家の需要不足などの場合は評価が伸びにくい
- 剥がす、額を替える、テープで補修する、文字をなぞるといった行動は来歴の価値を失わせる
- 写真4点(全体・署名・額裏・シール拡大)を送るところから相談を始められる
裏面のシールは、小さな紙切れに見えても、作品がたどってきた道のりを示す貴重な記録です。価値があるかどうかを自分で判断する必要はありません。
貼られたままの状態で写真を撮り、分かる範囲の購入経緯を添えて相談するところから始めてみてください。
よくある質問
Q1. 画廊シールがあれば、鑑定書がなくても高く売れますか?
A. 画廊シールは来歴を示す補助資料であり、鑑定書の代わりにはなりません。ただし、査定と買取そのものは鑑定書がなくても受けられます。
影響が出やすいのは、高額で取引され贋作も多い作家の一点物です。その場合、画廊シールが作品と矛盾なくつながっていれば、真贋の確認を進める材料として評価されます。
まずは査定を受け、鑑定を取る価値があるかを確認してから判断するのが現実的です。
Q2. 画廊シールと共シールは何が違うのですか?
A. 付けた人と示す内容が異なります。
(1)画廊シールは画廊や百貨店などの流通業者が貼るもので、「どこが扱ったか」という来歴を示します。
(2)共シールは作家本人が作品名や署名・落款を記したラベルで、「作家が自作と認めた記録」として真贋判断の手がかりになります。
主に日本画の額装作品で見られます。両方が残っていれば、来歴と作家の関与の両面から確認できるため、査定の精度が上がります。
Q3. 百貨店の美術部のシールも来歴資料になりますか?
A. なります。百貨店の美術部は作家本人や所定の画商を通して作品を扱うのが一般的なため、そのラベルは正規の流通経路を経た可能性を示す資料として見られます。
催事名が記されていれば、開催時期と作品の制作年代を照らし合わせることもできます。画廊シールと同様、剥がさずそのままの状態で見せてください。
Q4. 画廊シールが剥がれかけています。貼り直してもよいですか?
A. 貼り直さないでください。市販の糊やテープは紙を変色させたり、文字を傷めたりする原因になります。
また、一度剥がれたシールを自分で貼り直すと、後から貼られたものとして扱われるおそれがあります。剥がれかけた状態のまま、シールが落ちないよう裏面を上にして保管し、写真を撮って相談するのが安全です。
Q5. シールの画廊がもう存在しません。意味はありますか?
A. 意味はあります。閉業していて取扱記録を直接確認できなくても、画廊名や所在地、電話番号の表記から営業していた時期を推定したり、同じ画廊のシールが貼られた他の作品の記録と比べたりすることで、来歴の一部として判断材料になります。
読めない部分があっても、そのまま写真に残して見せてください。
Q6. 額縁を替えたいのですが、シールはどうすればよいですか?
A. 売却を検討しているなら、額は購入時のまま残しておくのが賢明です。どうしても額装替えが必要な場合は、裏板に貼られたシール類をすべて保存する方針で、額装店や専門家に相談してください。
古い額ごと処分してしまうと、来歴の情報が失われます。外した裏板をそのまま保管しておく方法もあります。
Q7. 画廊シールが貼ってあるのに「複製画」と言われました。なぜですか?
A. 画廊や百貨店は、原画だけでなく複製画や工芸版画も正規に販売しています。そのため、販売時のシールが貼られていても、作品自体が複製であることは珍しくありません。
シールは「どこで販売されたか」を示すもので、「原画であること」を保証するものではないためです。複製画でも装飾品としての需要から値段がつくことはあります。
Q8. 裏面のシールが額装店のものしかありません。価値の手がかりになりますか?
A. 額装店のシールは額の情報であり、作品の来歴を直接示すものではありません。ただし、額装店の所在地や額の様式から、作品が額装された地域や時期を推測する補助情報にはなります。
作品本体の署名や画風、手元の購入情報などと組み合わせて判断されるため、額装店のシールしかないからといって査定が受けられないわけではありません。
Q9. 写真で相談する場合、シールはどう撮ればよいですか?
A. 額の裏面全体を1枚、シールの部分を文字が読める距離で1〜2枚撮ってください。明るい場所で、照明の反射が入らないよう少し角度を変えると文字が読みやすくなります。
あわせて作品の全体と署名・落款の部分も撮影し、縦横の実寸を添えると、確認が早く進みます。写真の送り方や査定の考え方は絵画買取ページでも案内しています。
Q10. 画廊シールの他に、購入時の書類が見つかりません。査定は受けられますか?
A. 受けられます。書類がなくても、「いつ頃・どこで・誰が購入したか」を分かる範囲で伝えるだけで、来歴の情報として扱われます。
その説明と画廊シールの内容が噛み合えば、信頼性は高まります。まったく分からない場合でも、作品本体や額裏の情報から判断されますので、自己判断で処分する前に一度相談してみてください。
裏面のシールの意味が分かった今が、作品の評価を確かめるよい機会です。剥がさず、額も替えず、写真を4点撮るだけで相談は始められます。
「本当に価値があるのか分からない」「まだ手放すか迷っている」という段階でも、査定は無料で、金額を聞いてから断ることもできます。段ボールに詰めて送るだけの宅配買取なら、大きな額でも運ぶ手間はありません。
段ボールに詰めて送るだけ!
全国どこからでも高価買取します
家にある箱に詰めて、着払いで送るだけ。箱の数も大きさも制限なし。

- 全部ゼロ円リスクなしで試せる
- 届いたら詰めてあとは待つだけ
- 誰にも知られず最短即日入金
まずはお気軽にご相談ください
最近のコラム
- 冷蔵庫の棚板が割れていても売れる?庫内部品欠品の買取査定ポイント
- 故人が改造した機械や模型は売れる?遺品の改造品・詳細不明品を査定に出すコツ
- 遺品のコレクションに値札や購入記録が残っている場合は査定に役立つ?
- ロッドの穂先を詰めた釣竿は売れる?修理・改造歴がある竿の査定ポイント
- 画廊シールが残った絵画は買取査定に有利?来歴資料として見られる情報
- シートだけの版画は売れる?額装なし・丸め保管作品の査定ポイントと注意点
- 版画のエディション番号がない場合は売れる?AP・EA表記の査定
- 反物の端だけ残っていても売れる?着尺・ハギレ・古布の査定ポイント
- 仕立て直した着物は売れる?寸法変更・胴裏交換済みの査定ポイントと注意点
- 勲章・記章・徽章は売れる?箱・証書なしのコレクション買取査定ポイント
買取商品一覧
-
家電 -
時計 -
ブランド -
カメラ -
電動工具 -
厨房機器 -
骨董 -
絵画 -
貴金属 -
宝石 -
イミテーション -
ブランド家具 -
車
-
玩具 -
楽器 -
洋服 -
ピアノ -
無線機 -
着物 -
釣具 -
お酒 -
オーディオ -
アクセサリー -
自転車 -
パチンコ・スロット

トレジャーマーケットへ
ぜひご来店ください
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日・火曜日
出張買取:8:00~21:00 年中無休
※出張買取対応エリアは広島全域となります

メールで査定
LINEで査定





