シャッターが切れないフィルムカメラの買取|症状別に判定
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実家の押し入れから、革ケースに入った古いフィルムカメラが数台出てきた。試しにシャッターボタンを押してみたけれど、うんともすんとも言わない。1台は「ジー…」と鳴って途中で止まる。
そんな状態のカメラを前にして、手が止まっている方は少なくないと思います。
捨てるのは気が引ける。かといって持ち帰って保管し続けるのも現実的ではない。ネットで調べても出てくるのは業者ランキングばかりで、肝心の「壊れているものはどうなのか」がはっきり書かれていない。
先に結論をお伝えすると、シャッターが切れないフィルムカメラでも買取対象になることがあります。
ただし、どんな故障品にも値段が付くわけではありません。この記事では、症状ごとに「値段が付きやすい/付きにくい」を自分で仕分けできるところまで落とし込みます。
読み終えたときに、手元の1台を査定に出すのか、処分するのか、判断できる状態を目指します。
この記事でわかること
目次
- 1 結論|シャッターが切れないフィルムカメラも、売れる可能性は十分ある
- 2 その「シャッターが切れない」、故障ではない可能性があります
- 3 症状別|売却可否と評価への影響 早見表
- 4 同じ「故障」でも結論が分かれる|機械式と電子制御式
- 5 査定時に実際に確認している項目
- 6 査定前にやってはいけない6つのこと
- 7 修理してから売るべきか、そのまま売るべきか
- 8 売却先の比較|フリマ・オークション・リサイクルショップ・専門買取
- 9 よくある失敗と、防ぐ方法
- 10 ケース別の進め方|「自分の場合はどうすれば?」
- 11 相談から入金までの流れ
- 12 よくある質問
- 12.1 Q. シャッターが切れないフィルムカメラでも査定してもらえますか?
- 12.2 Q. 電池を入れても動きません。故障と考えていいですか?
- 12.3 Q. 動作確認をしていない状態でも相談できますか?
- 12.4 Q. レンズにカビがあると買取対象外になりますか?
- 12.5 Q. 本体は壊れていて、レンズだけ売ることはできますか?
- 12.6 Q. メーカーも型番も分かりません。どう伝えればいいですか?
- 12.7 Q. フィルムが入ったままでも大丈夫ですか?
- 12.8 Q. 何台まとめて見てもらえますか?
- 12.9 Q. 値段が付かなかった場合、返してもらえますか?
- 12.10 Q. 修理してから売った方が高くなりますか?
- 13 まとめ|処分を決める前に、状態だけ確認しておく
結論|シャッターが切れないフィルムカメラも、売れる可能性は十分ある

シャッターが切れない状態でも、フィルムカメラは買取の対象になることがあります。
ただし評価は症状と機種によって大きく変わり、「壊れていても必ず高く売れる」という話ではありません。まずは大まかな3分類から見てください。
値段が付きやすいケース
- 機械式のマニュアルフォーカス一眼レフや、需要のあるメーカー・シリーズの本体
- 本体は動かないが、レンズやファインダーの状態が良いもの
- 革ケース、元箱、取扱説明書、純正アクセサリーが揃っているもの
- 交換レンズが複数本一緒にあるもの
値段が付きにくいケース
- 中古市場に大量に出回っている普及機で、外観の傷みも大きいもの
- レンズ内部にカビが広範囲に及んでいるもの
- 電池の液漏れが電池室から内部まで進行しているもの
- 電子制御式で、基板側の不具合が疑われるもの
「動かない=ごみ」とは限らない理由
フィルムカメラには、動作品として再販するルートのほかに、整備・修理を前提に流通するルートと、部品取りとして扱われるルートがあります。
特に古い機械式のカメラは、整備すれば再び使えるようになるものがあるため、動作していない状態でも評価の対象になり得ます。
一方で、これは「壊れていても高額になる」という意味ではありません。あくまで「0円と決めつけて処分する前に、確認する価値がある」という水準の話として受け取っていただくのが正確です。
そしてもう1つ、先にお伝えしておきたいことがあります。そのシャッター不良、そもそも故障ではない可能性があります。
その「シャッターが切れない」、故障ではない可能性があります

シャッターが反応しない原因が、機械の故障ではなく操作状態や電池にあることがあります。
ここを確認しないまま「壊れている」と判断してしまうと、本来の評価より低く見積もったまま処分してしまうことになります。
電池切れ・電池室の接点汚れ
電子制御式のカメラは、電池がないとシャッターそのものが動作しないものがあります。長期間保管されていた場合、電池が消耗しているか、そもそも入っていないことも珍しくありません。
また、電池が入っていても、電池室の接点に白い粉状の汚れや緑色の腐食が出ていると通電しないことがあります。電池室のフタを開けて、内部の状態を目視で確認してみてください。
フィルムが入ったまま、または巻き戻していない
フィルムを最後まで撮り切った状態では、それ以上巻き上げられずシャッターが切れなくなります。
カメラ上面のフィルムカウンターに数字が表示されていないか、巻き上げレバーが途中で止まっていないかを見てください。
このとき、確認のために裏ぶたを開けるのは避けてください。未現像のフィルムが入っていた場合、光が入って写真が失われます。
故人が撮影したフィルムがそのまま残っていることもあるため、裏ぶたは開けずに外から判断するのが安全です。
多重露光レバー・セルフタイマー・シャッターロック
機種によっては、多重露光の切り替え、セルフタイマーの作動途中、シャッターロックの位置などによって、ボタンを押しても反応しない状態になります。
巻き上げレバーが少しだけ引き出された位置でロックが解除される機種もあります。
低速だけ粘る、高速では切れる
シャッタースピードダイヤルを変えると切れる場合、完全な不動ではありません。
長期間の未使用で低速側の動きが鈍くなっているケースがあり、これは「まったく動かない」とは別の評価になります。ダイヤルをいくつか変えて挙動が違うかどうかを見てみてください。
ここまで確認しても動かない場合は、次の症状別の早見表でご自身の1台を当てはめてみてください。
症状別|売却可否と評価への影響 早見表

ここが記事の中心になる部分です。金額は機種・年式・需要によって大きく変わるため、具体的な金額ではなく「評価への影響がどのくらいか」という形で整理しています。
| 症状 | 考えられる原因 | 売却可否の目安 | 評価への影響 |
|---|---|---|---|
| シャッターがまったく反応しない | 内部機構の固着、電子部品の不具合 | 機種により対象になる | 大きい |
| シャッターは切れるが低速で粘る | 長期未使用による動作の鈍り | 対象になりやすい | 中程度 |
| 巻き上げができない/レバーが固い | 巻き上げ機構の固着、フィルム関連 | 機種により対象になる | 中〜大 |
| ミラーが上がったまま戻らない | ミラー駆動部の不具合 | 機種により対象になる | 大きい |
| 露出計だけ動かない | 電池、受光素子、配線 | 対象になりやすい | 小〜中 |
| レンズにカビ・くもりがある | 保管環境の湿気 | 範囲による | 中〜大 |
| 絞り羽根の動きが粘る | 油分の付着 | 対象になりやすい | 中程度 |
| 外観の傷、モルト(遮光材)の劣化 | 経年劣化 | 対象になりやすい | 小〜中 |
| 電池の液漏れ跡がある | 電池の放置 | 進行度による | 中〜大 |
※モルトとは、裏ぶたの隙間などに使われている遮光用のスポンジ素材のことです。経年で劣化してベタつきますが、交換前提で扱われることが一般的です。
複数の症状が重なっている場合は、影響の大きいものを基準に考えてください。ただし本体の評価が低くても、レンズや付属品が別に評価されることがあるため、本体単体で判断しないほうが結果的に有利になります。
同じ「故障」でも結論が分かれる|機械式と電子制御式

上位の記事ではあまり触れられていませんが、故障時の評価を左右する大きな軸がもう1つあります。そのカメラが機械式か、電子制御式かです。
機械式カメラの考え方
機械式は、シャッターの動作をバネや歯車といった機械部品で制御しています。電池は主に露出計を動かすために使われ、電池がなくてもシャッター自体は動作する機種が一般的です。
構造が機械的であるぶん、整備によって動作が回復する余地があるとされています。
そのため、動作していない状態でも査定の対象になりやすい傾向があります。ただし機種による差は大きく、需要の少ない普及機では評価が伸びないこともあります。
電子制御式カメラの考え方
電子制御式は、シャッター速度や露出を電子回路で制御しています。基板側に不具合が出た場合、交換部品の供給が終了していると修理が難しくなることがあります。
この場合、本体の評価は厳しくなりやすく、レンズや付属品のほうが主な評価対象になることもあります。
自分のカメラがどちらか見分ける手がかり
- 電池を抜いた状態でシャッターが切れるか(切れる場合は機械式の可能性)
- シャッタースピードダイヤルに数値が刻まれ、手で切り替える構造か
- 電源スイッチや液晶表示、オートフォーカス機能があるか(ある場合は電子制御式の可能性)
これらはあくまで目安であり、機種ごとに例外があります。断定できない場合は、無理に調べず「電池を抜いた状態で切れるかどうか」だけメモしておけば、相談時に十分な情報になります。
コンパクトカメラ・レンズ付きフィルムは別扱い
コンパクトカメラのなかには、近年の需要で評価されるモデルもあります。一方、いわゆる使い捨てタイプのレンズ付きフィルムは買取対象外となるのが一般的です。
査定時に実際に確認している項目

「知識がない自分が安く見られるのでは」という不安は、何を見て評価しているのかが分かれば、ある程度は解消できると思います。実際に確認している項目を整理します。
本体で見る点
- シャッターの動作と、速度を変えたときの挙動
- 巻き上げ・巻き戻しの動き
- ファインダー内のくもり、ゴミ、カビ
- 外観の傷、へこみ、貼り革の剥がれ
- 裏ぶたのモルトの状態
- 電池室の腐食、液漏れ跡
レンズで見る点
- 前玉・後玉・内部のカビ、くもり、バルサム切れ
- 絞り羽根の動きと油の付着
- ピントリング、ズームリングの動作
- コーティングの傷、拭き傷
付属品の有無
元箱、取扱説明書、純正の革ケース、ストラップ、レンズキャップ、フィルターなどは、揃っているほど評価に反映されやすくなります。
古いカメラほど純正アクセサリー単体の需要があるため、本体と別々に手放すより、まとめて見てもらったほうが有利になることが多いです。
どの項目をどう見ているかは、扱う品目や体制によって店ごとに差があります。
カメラをどこまで扱っているかは事前に確認しておくとよく、たとえばカメラ買取で確認している査定項目のように、対象品目や査定の考え方を公開しているページを見ておくと、相談前のイメージが持ちやすくなります。
査定スタッフのコメント
「メーカーも型番も分かりません」というご相談は珍しくありません。その場合は、本体上面の刻印、レンズ前面のリング部分に刻まれた文字、裏ぶた外側の表記の3か所を確認させていただいています。
この3か所のいずれかにメーカー名や機種名が入っていることが多いためです。
また、点数が多い場合や大きなケース・三脚が一緒にある場合は、品物の量と保管場所によって宅配・出張・店頭のどれが適しているかが変わります。そのため、最初におおよその台数と、品物がどこにあるかを伺うようにしています。
型番が読み取れなくても、上面とレンズ周りの写真があれば判断の材料になりますので、そのままお送りいただいて構いません。
査定前にやってはいけない6つのこと

「売れるかどうか」と同じくらい大事なのが、今ある価値を減らさないことです。良かれと思ってやった行動が、評価を下げてしまうことがあります。
1. 固いレバーを無理に動かす、シャッターを連打する
動かないものを力任せに動かすと、内部の部品が変形・破損することがあります。整備で回復し得た症状が、回復困難な破損に変わってしまうと評価は下がります。数回試して動かなければ、そこで止めてください。
2. 自分で分解する、ネジを外す
分解痕があると、内部状態の確認が難しくなり、評価が下がる要因になります。ネジ頭の傷も判断材料として見られます。
3. 潤滑剤やクリーナーを吹き付ける、レンズを強く拭く
市販の潤滑剤が内部に回ると、絞り羽根やシャッター幕に付着して状態を悪化させることがあります。
レンズ表面も、乾いた布で強く拭くとコーティングに拭き傷が残ります。表面のホコリをブロアーで払う程度にとどめてください。
4. 液漏れした電池を入れたまま保管する
液漏れは時間とともに進行し、電池室から内部の配線側へ広がることがあります。
腐食が見られる場合は、電池を取り出したうえで、それ以上いじらず保管してください。取り出す際は素手で液に触れないようご注意ください。
5. フィルムが入ったまま発送する
未現像のフィルムはご家族の記録そのものです。査定と切り離して考えるべきものなので、入っている可能性がある場合は、発送前に必ずお申し出ください。
6. ケースや箱を「古いから」と先に捨てる
革ケース、元箱、取扱説明書は、それ自体に需要があります。本体を出す前に処分してしまうと、まとめて評価される機会を失います。
触らずそのままにしておくのが正解、と分かったところで、次に迷うのは金額です。査定もキャンセルも費用はかからないので、売ると決める前に、写真をLINEで送って金額だけ確かめる形でも構いません。
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修理してから売るべきか、そのまま売るべきか
「直してから売ったほうが高いのでは」と考える方は多いと思います。基本の考え方から整理します。
基本は、修理せず現状のまま
修理・オーバーホールの費用は、症状や機種によっては数万円規模になることがあります。一方、動作品になったことによる査定額の上乗せが、その費用を上回るとは限りません。
費用が回収できない可能性が高いため、売却が目的であれば現状のまま相談するのが基本になります。
例外的に検討する余地があるケース
- もともとの評価が高い機種で、軽微な調整で動作が回復する見込みがある場合
- 売却ではなく、自分で使い続ける前提がある場合
- 修理見積もりが明らかに少額で済むと分かっている場合
メーカーの修理受付が終了している場合
古いフィルムカメラは、メーカーの修理受付が終了していることが一般的です。その場合は民間の修理業者に依頼することになりますが、部品の供給状況によっては対応できないこともあります。
判断の順番
迷った場合は、修理見積もりを取る前に、現状の査定額を先に確認するのが合理的です。現状の金額が分かれば、「修理費を払ってでも直す価値があるか」を数字で比較できます。
順番を逆にすると、修理費を払った後で回収できないと気づくことになります。
売却先の比較|フリマ・オークション・リサイクルショップ・専門買取

売り先によって、かかる手間もリスクも変わります。特に故障品は、動作説明の正確さが求められるという点で難易度が上がります。
| 売却先 | 手間 | 時間 | トラブルリスク | 複数台対応 | 必要な知識 |
|---|---|---|---|---|---|
| フリマアプリ | 大きい | 売れるまで不定 | やや高い | 1点ずつ出品 | 必要 |
| ネットオークション | 大きい | 数日〜 | やや高い | 1点ずつ出品 | 必要 |
| 総合リサイクルショップ | 小さい | 短い | 低い | まとめて可 | 不要 |
| カメラを扱う買取店 | 小さい | 短い | 低い | まとめて可 | 不要 |
| 自治体で処分 | 中程度 | 回収日次第 | — | まとめて可 | 不要 |
フリマアプリやオークションは、うまくいけば手取りが増える可能性があります。
ただし故障品は、症状の説明が不十分だと「動くと思った」という理由で返品要求につながることがあります。動作確認ができない状態で正確に説明するのは、知識がないと難しい部分です。
まとめて手放したい場合や、症状を自分で説明できない場合は、実物を見て判断してもらえる買取店のほうが現実的です。
カメラを扱っているかどうかで結果が変わるため、カメラの専門スタッフが査定する買取ページのように、取り扱い実績が確認できるところを選ぶと判断がぶれにくくなります。
向いている人/向いていない人
| 買取店に相談するのが向いている人 | 向いていないかもしれない人 |
|---|---|
| 複数台・レンズ・ケースがまとめてある | 1台だけで、機種と相場を自分で把握している |
| メーカーや型番が分からない | 出品と発送の手間を惜しまない |
| 平日は動けず、時間をかけたくない | 売れるまで何か月でも待てる |
| 返品などのやり取りを避けたい | 購入者との個別対応に慣れている |
| 遺品で、家族と相談しながら進めたい | 手取りを最大化することが最優先 |
よくある失敗と、防ぐ方法
後から「確認しておけばよかった」となりやすいポイントを挙げます。
動かないと思い込んで処分してしまった
電池切れや操作状態が原因だった場合、本来なら評価対象だったものを手放したことになります。防ぐには、処分を決める前に写真だけでも見てもらうことです。
本体・レンズ・付属品を別々に手放した
セットで評価されるはずだったものが分散してしまいます。一度にまとめて出す前提で保管しておいてください。
1社の提示で即決した/逆に何年も保留した
どちらも起こりがちです。即決を避けたい場合は、査定額を聞いた時点でいったん持ち帰れるかを先に確認しておくと、圧迫感なく比較できます。一方、保留が長引くと保管環境によってはカビが進行します。
湿気の多い場所で保管し続けた
押し入れや物置は湿度が上がりやすく、レンズのカビは時間とともに広がります。判断を先延ばしにするほど状態は下がる方向に動くと考えておいてください。
家族に相談せずに手放した
遺品の場合、後から「あれはどうしたのか」と話題になることがあります。査定額を確認した段階でいったん持ち帰り、家族で共有してから決める進め方も可能です。
ケース別の進め方|「自分の場合はどうすれば?」
状況によって、取るべき手順は変わります。当てはまるものをご覧ください。
実家に複数台・レンズも一緒にある場合
1台ずつ調べる必要はありません。おおよその台数と、本体・レンズ・ケースなどの内訳が分かれば相談できます。点数が多い場合は、持ち運ぶより訪問して見る形のほうが負担が少ないこともあります。
本体は動かないがレンズの状態は良い場合
本体とレンズは別々に評価されます。本体の評価が伸びなくても、レンズ側で結果が変わることがあるため、本体だけを見て諦めないでください。
メーカーも型番も分からない場合
本体上面、レンズ前面のリング、裏ぶた外側のいずれかに文字が入っていることが多いため、その部分の写真があれば判断の材料になります。読み取れなくても、写真を送れば確認できます。
遺品で、家族と相談しながら進めたい場合
査定額を確認したうえで、その場で決めずに持ち帰ることは可能です。金額を知ってから家族に共有したほうが、話が具体的になります。
遠方に住んでいて店舗に行けない場合
宅配で送る方法と、実家まで来てもらう方法があります。どちらが適しているかは点数と品物の内容によって変わるため、先に相談しておくと二度手間になりません。
査定スタッフのコメント
「実家が遠いのですが、どうすればいいですか」というご相談をいただくことがあります。
その際に確認しているのは、おおよその台数、レンズや三脚など付随する品物の有無、品物の保管場所の3点です。この3点によって、宅配・出張・店頭のどれをご案内するかが変わるためです。
点数が少なく、持ち運べる大きさであれば宅配での対応が可能です。台数が多い場合や、大型のケース・三脚が一緒にある場合は、訪問して確認するほうがやり取りが少なく済みます。
お電話やメールで「何台くらいあるか」「どこに置いてあるか」だけ先にお伝えいただければ、適した方法をご案内できます。
実家が遠くて平日は動けない、という状況でも進め方はあります。段ボールに詰めて送れば店頭へ出向く必要はなく、電話やメールで台数と保管場所を伝えるだけで、適した方法を先に相談できます。受付は24時間対応です。
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相談から入金までの流れ
初めての場合、何から始めればいいのか分かりにくいと思います。実際の手順を整理します。
1. まず伝えるとよい情報
- おおよその台数(本体・レンズ・ケースの内訳が分かればなお良い)
- 読み取れる範囲のメーカー名や刻印
- 症状(シャッターが反応しない、巻き上がらない など)
- 品物の保管場所
2. 写真で相談する場合に撮っておく箇所
- 本体上面(機種名の刻印が見える向き)
- レンズ前面のリング部分
- 本体の正面と背面(外観全体)
- 電池室のフタを開けた状態
3. 費用の扱いを先に確認する
査定料、送料、キャンセルとなった場合の返送料がどうなるかは、依頼前に確認しておくべき項目です。ここが不明確なまま進めると、後から気になる部分になります。
4. 梱包で気をつける点
- 電池は取り出してから梱包する
- 本体とレンズは分けて、それぞれ緩衝材で包む
- フィルムが入っている可能性がある場合は事前に申し出る
- 革ケース、箱、説明書も一緒に入れる
5. 値段が付かなかった品物はどうなるか
買取に至らなかった品物の扱い(返送するか、引き取り処分にするか)は、依頼時に選べるのが一般的です。勝手に処分されることのないよう、この点も事前に確認しておいてください。
方法ごとの手順や受付時間の違いは、宅配・出張・店頭それぞれの買取方法を見ていただくと比較しやすくなっています。
よくある質問
Q. シャッターが切れないフィルムカメラでも査定してもらえますか?
A. 査定の対象になることがあります。ただし症状と機種によって評価は変わり、値段が付かない場合もあります。まず現状のまま状態をお知らせください。
Q. 電池を入れても動きません。故障と考えていいですか?
A. 断定はできません。電池室の接点に腐食があると通電しないことがあり、また多重露光レバーやシャッターロックの位置で動作しない機種もあります。電池室の状態を写真で確認できると判断しやすくなります。
Q. 動作確認をしていない状態でも相談できますか?
A. 可能です。動作未確認のまま実物を見て判断します。無理に動かそうとして破損させるより、そのままの状態でお持ちいただくほうが結果的に有利になることがあります。
Q. レンズにカビがあると買取対象外になりますか?
A. 範囲と位置によります。周辺部にわずかにある程度と、内部全体に広がっている場合とでは評価が異なります。実物を見ないと判断できない項目です。
Q. 本体は壊れていて、レンズだけ売ることはできますか?
A. レンズ単体でも対象になります。ただし本体と一緒に見たほうが、セットとしての評価ができる場合があるため、両方お持ちいただくことをおすすめしています。
Q. メーカーも型番も分かりません。どう伝えればいいですか?
A. 本体上面、レンズ前面のリング、裏ぶた外側のいずれかに文字が入っていることが多いので、その部分の写真をお送りください。読み取れなくても構いません。
Q. フィルムが入ったままでも大丈夫ですか?
A. 事前にお申し出ください。未現像のフィルムはご家族の記録にあたるため、査定とは切り離して扱います。裏ぶたは開けずにそのままにしておいてください。
Q. 何台まとめて見てもらえますか?
A. 台数の上限は設けていません。点数が多い場合は、宅配より訪問して確認するほうが手間が少なくなることがあるため、おおよその台数を先にお知らせください。
Q. 値段が付かなかった場合、返してもらえますか?
A. 返送か引き取りかを選べます。依頼時にご希望をお伝えいただければ、勝手に処分することはありません。返送時の費用の扱いも事前にご確認ください。
Q. 修理してから売った方が高くなりますか?
A. 多くの場合、修理費が査定の上乗せ額を上回ります。まず現状の査定額を確認し、その金額と修理見積もりを比べてから判断する順番をおすすめします。
まとめ|処分を決める前に、状態だけ確認しておく

シャッターが切れないフィルムカメラでも、買取の対象になることがあります。ただし、すべてに値段が付くわけではありません。最後に判断の軸を整理します。
- 値段が付きやすい:機械式の一眼レフ、レンズの状態が良いもの、付属品が揃っているもの
- 状態次第:低速シャッターの粘り、露出計のみ不動、絞りの粘り、モルトの劣化
- 付きにくい:広範囲のカビ、進行した液漏れ、需要の少ない普及機で外観の傷みも大きいもの
そして、捨てる・保留するを選ぶ前に確認しておきたいのは次の3点です。
- 電池とフィルム装填の状態を見て、そもそも故障かどうかを切り分けたか
- 無理に動かしたり分解したりせず、現状のまま保てているか
- 本体だけでなく、レンズ・ケース・箱・説明書もまとめてあるか
保管を続けるほど、湿気によってレンズの状態は下がる方向に動きます。売る・売らないを決めるのはその後で構いませんので、判断材料だけ先に手元に揃えておくのが現実的です。
読み終えて、手元の1台がどの分類に近いか見当がついたなら、あとは実際の金額を確かめるだけです。電話でもメールでもLINEでも、台数と状態を伝えれば受付でき、判断に必要な材料はそこで揃います。
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査定スタッフのコメント
「シャッターが切れないので値段は付きませんよね」というお問い合わせをいただくことがあります。
その際にまず伺うのは、電池が入っているか、電池室に腐食がないか、フィルムカウンターに数字が出ていないかの3点です。確認していただいた結果、電池を新しくしたら動作したというケースもあります。
お問い合わせの際は、本体の上面(機種名の刻印が見える向き)、レンズ前面のリング部分、電池室のフタを開けた状態の3枚をLINEやメールでお送りいただくと、状況を把握しやすくなります。
裏ぶたはフィルムが残っている可能性があるため、開けずにそのままでお願いしています。